よその市と比べる
大村市が増えていると言うには、近い規模の市と同じ物差しで並べる必要があります。 長崎県内で人口の多い大村市・諫早市・佐世保市を、県が同じ方法で出している推計人口で比べます。
先に、比べ方の話
諫早市と佐世保市は平成の大合併で周辺町を編入している(データ上で4件の段差として検出)。大村市は合併していない。合併前後を1本の線でつなぐと市域が違うものを比べることになるため、指数の起点は全市の合併が終わった後の 2010-10-01 にしている。
- 大村市: 合併なし
- 諫早市: 2005年3月 +48,362人
- 佐世保市: 2005年4月 +8,605人/2006年4月 +8,096人/2010年4月 +9,179人
2010年以降で増えているのは大村市だけ
2010年を100とした指数です。大村市は90,517人→97,678人(107.9)、諫早市は140,752人→130,355人(92.6)、佐世保市は261,101人→226,803人(86.9)。
高齢化率は大村市がいちばん低い
65歳以上の割合を1985年から並べます。大村市10.8%→26.6%、諫早市10.5%→32.3%、佐世保市11.8%→33.8%、県計12.1%→35.2%。合併の影響を受ける市もありますが、割合なので規模の違いは消えます。
財政の形も違う
| 市 | 人口 | 歳入/人 | 収益事業/市税 | 経常収支比率 | 財政力指数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大村市 | 99,694 | 757,957円 | 116.1% | 99.4% | 0.63 |
| 諫早市 | 133,479 | 599,163円 | 0% | 98.1% | 0.63 |
| 佐世保市 | 233,507 | 570,643円 | 1.4% | 95.8% | 0.53 |
令和6年度・普通会計。3市すべて同じ系列で比べている(人口は県の推計人口、財政は普通会計の決算)。推計人口と住民基本台帳人口を市ごとに混ぜると比較が壊れるため、混ぜていない。
収益事業収入が市税を上回るのは大村市だけです。ただし経常収支比率は3市で最も高く、巨額の収入が日々の収支を楽にしているわけではありません。詳しくは何にお金を使っているかにあります。
大村市が増えている理由はなぜ増えているのかに、県内21市町すべての10年変化率も同じページにあります。 この比較で検出した合併は4件で、いずれもデータの段差から機械的に見つけたものです。